外国人が見た日本 2
前回の「外国人が見た日本」を続けて・・・・。
19世紀中ごろの日本の評価は、なかなか面白い。
英国人の詩人「エドウィン・アーノルド」(1832年~1904年)が1889年(明治22年)に来日した時の事です。
来日歓迎晩餐会で行った、日本についてのスピーチ
「地上で天国あるいは極楽にもっとも近づいている国だ」と賞賛し・・・
「その景色は妖精のように優美で、その美術は絶妙であり、その神のようにやさしい性質はさらに美しく、その魅力的な態度、その礼儀正しさは、謙譲であるが卑屈に堕することなく、精巧であるが飾ることもない。
これこそ日本を、人生を生甲斐あらしめるほとんどすべてのことをにおいて、あらゆる他国より一段と高い地位に置くものである。」
余りにも褒め過ぎ!
なんか・・・江戸~明治の時代って凄いですね。
こんな評価を得ていたなんて。
この時期・・・19世紀中ごろのヨーロッパではジャポニズムが吹き荒れていたので・・このようなスピーチになったのでしょう。
たしかに、この時期の日本の文化芸術はヨーロッパの有名芸術家に影響をあたえましたからね。
ゴッホ
モネ
マネ
当時はこぞって、日本の文化を自分の作品に取り得れていたんですね。
でも、このアーノルドのスピーチは・・・なぜか当時の日本の新聞でこっぴどく叩かれたのです。
その理由は・・・また・・。
関連記事